展覧会概要 | 家大工と同じく木を使う匠「船大工」。しかし、工法や道具はずいぶんと異なります。かつて世界一となった日本の造船業は、木造船の時代から培われた船大工と鍛冶の技が発展したものです。今回の企画展は、そんな船大工の世界を道具の視点から解説いたします。 今では木造船はその役目を終え、船大工もほとんどいなくなってしまいました。しかし、その貴重な伝統技術を保存するため、実際に師事してその技を継承する活動をしているアメリカ人がいます。ダグラス・ブルックス氏は、東日本大震災で壊滅的な被害を被った三陸地方の船大工村上央氏に昨年師事しました。今回はその磯船を実際に制作する工程を公開します。 会 期 | 2016年3月26日(土)〜5月22日(日) | 会 場 | 竹中大工道具館 1Fホール | 開催時間 | 9:30〜16:30(入場は16:00まで) | 休館日 | 月曜日(祝日の場合は翌日) | 入館料 | 一般500円、大高生300円、中学生以下無料、 65歳以上の方200円(常設展観覧料を含む) | 主 催 | 公益財団法人竹中大工道具館 | 実 演 | ダグラス・ブルックス(船大工、ジャーナリスト) | 展示監修 | 松木哲(神戸商船大学名誉教授、日本海事史学会副会長) | 後 援 | 兵庫県教育委員会、神戸市、神戸開港150年記念事業実行委員会、 姫路藩和船建造委員会 | 協 力 | 船の科学館「海の学びミュージアムサポート」、 金田隆(姫路藩和船建造委員会委員、六甲学院)、 昆政明(神奈川大学特任教授)、高田敬一(高田工芸)、 村上央(村上造船所)、赤穂市教育委員会、オクムラボート販売株式会社、 株式会社長谷木、神戸海洋博物館、神戸大学海事博物館、国立民族学博物館、 瀬戸内海歴史民俗資料館、新潟県立歴史博物館 |
たらい舟 | 和船模型(縮尺1/32) | 製作道具 | | 製作工程実演:タナイタツケ | 製作工程実演:板図 | 製作工程実演:シキづくり | 製作工程実演:焼曲げ |
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ダウンロード | A4サイズ・PDF形式のチラシがダウンロードできます チラシ(PDFファイル・734KB) |
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プロフィール | | ダグラス・ブルックス(Douglas Brooks) 船大工、ジャーナリスト 1960年米国コネチカット州ディープリバー生まれ。1980年同州ミスティック・シーポート博物館にてウィリアム・カレッジのアメリカ海洋学コース修了。1985年~1990年サンフランシスコ国立海洋博物館の専属船大工を務める。1990年初来日。1996年たらい舟の技術を習得して以来、日本各地の和船技術習得に努める。 |
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記念イベント | [1]企画展特別講座「船大工が語る海」 アメリカ人船大工と師匠村上央氏に海と船についてお話し頂きながら、 造船仕事の工程についても体験しながら理解する講座を開催します。 ①船のかたち「板図と墨付け」②木工技術Ⅰ「焼曲げ」③木工技術Ⅱ「擦り合わせ〜擦鋸と釘差鑿」 |
日 時 | 2016年①3月27日(日) ②4月3日(日) ③5月1日(日) 各日ともに13:00~15:00 ※②木工技術Ⅰ「焼曲げ」は雨天決行です。 雨天の場合、ご参加の方は雨具の用意お願いします。 | 講 師 | ①・③ダグラス・ブルックス(船大工、ジャーナリスト) ②ダグラス・ブルックス(船大工、ジャーナリスト)、村上央(村上造船所) | 場 所 | 当館特設会場またはB2F木工室 | 定 員 | 各回40名(要申込) ※抽選となるため、ハガキ申込みの方は各回につきハガキ1枚でお願いします。 | 申込締切 | ①②2016年3月18日(金)必着/③2016年4月8日(金)必着 | 参加費 | 無料(別途入館料が必要) | 詳細はこちら |
[2]神戸開港150年記念プレイベント「和船進水式」 実演で製作した船の進水式を行います。船卸の儀として神官に司って頂き、進水式の後、実際に乗船します。 |
日 時 | 2016年5月7日(土)13:00~16:00 | 場 所 | 神戸港(メリケンパーク) | 定 員 | 100名(要申込、見学のみも可) | 場 所 | メリケン波止場船客待合所前(神戸市中央区波止場町2-7) 地図はこちら | 申込締切 | 2016年4月15日(金)必着 ※小学校3年生以下のお子様は保護者がご同伴ください。 ※天候不順により欠航になる場合があります。 | 参加費 | 無料 | 詳細はこちら |
申込方法 | ウェブメールまたは往復はがきに下記事項をご記入の上お申込みください。 | | ウェブメール [1]企画展特別講座「船大工が語る海」はこちらから(5月1日開催の申込みのみとなります) [2] 神戸開港150年記念プレイベント「和船進水式」はこちらから | | 往復ハガキ(ハガキ1枚につき1名様まで) ※大変お手数ですが[1]企画展特別講座「船大工が語る海」の申込みは 各回につきハガキ1枚でお申込みください。 [往信用裏面] ①イベント名・ご希望日②参加者氏名(フリガナ) ③郵便番号・住所④電話番号⑤生年月日 [返信用表面] 宛先に申込者の郵便番号・住所・氏名を記入。 裏面は未記入のこと。 [申込先] 〒651-0056神戸市中央区熊内町7-5-1 竹中大工道具館イベント係 |
[3]「ちょこっと木工」 期間限定特別企画「木の船をつくろう!」 木で小船を作って遊んでいた世代のボランティアスタッフが中心となって考案した模型を工作する木工体験です。 |
開催日 | 2016年3/26、4/2、4/9、4/16、4/23-24、 4/29(午前中のみ)、4/30、5/3-5、5/7、 5/14-15、5/21(午前中のみ)、5/22 ※「ちょこっと木工」開催日時に準じます。 | | 開催時間 | ・モーターボート:10:00~12:00/13:00~16:00 の間のお好きな時間 ・和船:①10:30~12:00 ②13:00~14:30 ③14:30~16:00 | 場 所 | 当館B2F木工室 | 申 込 | 不要(当日先着順) | 参加費 | モーターボート500円、和船800円 (別途入館料が必要) | | ※モーターボートは当日10艘までの受付となります。 ※和船は各回3艘までの受付となります。 ※作った船を実際に浮かべてみるプールもご用意します。 製作した船以外に笹船、ポンポン船なども楽しんで いただけます。 | 詳細はこちら |
[4]「技と心」セミナー 「船のかたち ヨーロッパと日本の造船技術の違いについて」 世界の造船技術の多様性と進化の歴史について専門家にお話を伺います。ヨーロッパ船との違いや製材鋸や釘の使用からネジの出現などの木工技術の視点から和船の歴史を考えます。 |
講 師 | 松木哲(神戸商船大学名誉教授、日本海事史学会副会長)、 金田隆(姫路藩和船建造委員会委員、六甲学院) | 日 時 | 2016年5月15日(日)13:00〜15:00(12:30開場) | 場 所 | 神戸海洋博物館多目的ホール (東南南神戸港振興協会事務所入口よりご入場ください) | 定 員 | 300名(要申込) | 申込締切 | 2016年4月22日(金)必着 ※5月5日(木)まで延長します。 | 参加費 | 無料(神戸海洋博物館の見学には別途入館料が必要です。 団体料金でご入場いただけます。) | 申込みはこちらから |
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